現役看護師が体験した環境整備でのびっくりした出来事

患者にもさまざまな年代、タイプの人がいます。病棟勤めをしている看護師であれば、誰でもクスっと笑ってしまうような経験をしたことがあるでしょう。ちょっとした笑い話になる経験は、看護師の日々の業務にメリハリをつけてくれることがあります。

患者のベッド周りの環境整備を行うのも看護師の仕事です。3年目の看護師が大部屋の環境整備をしていた際、隣の患者の環境整備をしようとしていた新人看護師が、突然「ギャー」と悲鳴をあげました。

「どうしたんですか?」と恐る恐る患者のベッドに2人で近づくと、ベッドの下の床で年配の患者がスヤスヤと眠っていました。ベッド周りのカーテンの下から顔だけ出ていて、新人看護師はびっくりした、というわけです。患者は急変で倒れていたわけでなく、患者曰く「冷たい床で寝たくなった」のだそうです。

新人看護師の悲鳴で、他の病室からも看護師たちが駆け付け、ちょっとした騒ぎになったのでした。

確かに、カーテンの下から顔だけ出ていたら驚きます。患者はなんでもなかったので、笑い話ですんだ話ではありますが、もとはと言えば、患者が室温を暑いと感じ、冷たい床で寝たくなったことに問題があります。室温を管理することも環境整備の一環です。一般的に、高齢の方は暑さを感じにくいと言われていますが、この患者のように暑がりの方もいるので、マニュアルだけに頼るのではなく、やはり患者とコミュニケーションを取って、快適に過ごせているか確認することが大切です。